生け花の世界には、静けさの中に潜む動きと限られた空間の中で生まれる無限の表現があります。その精神を受け継ぎながら、自由なデザインを楽しむことはできないだろうか。そんな想いから生け花を束ねる『生け花ブーケ』という発想に挑戦しました。
生け花は、本来、花器と剣山の上に構成されていますが、「持つことができ、テーブルに飾ることもできるブーケ」を作ってみました!この生け花ブーケアイディアは、和装結婚式や和の美しさが引き立つテーブルコーディネートにぴったり。さらに、生け花ならではの特徴として、最小限の花数でも、”間(ま)”の美を活かしたデザインに仕上げることができます。
ブーケ花材
- バラ(白、アンティークピンク)3本
- アンスリウム(ピンク、小) 5本
- ライオンテール(オレンジ) 3本
- アリウム(白)3本
- ポークウィード(紫) 2本
- コリウス(赤) 2本
- ボックスウッド 5本
生け花ブーケの作り方
- ボックスウッド5本を短くカットしmini-StemSliderの上で土台を作るように均等に入れる。
- 白いバラを前と後ろに短めに一輪ずつ入れ、ピンクのバラは高さを残し前に入れた白いバラの後ろへ生ける。
- コリウス2本は、前後に一本ずつバランスよく生ける。
- アンスリウムは、高さを変えながら花の形を活かして生ける。
- ライオンテール2本は、カーブのラインを見ながら高さを活かして生ける。
- 最後にポークウッドを左右に長さを変え、1本は右下へ流れるように生ける。
- 茎と茎の間に隙間があれば、短いボックスウッドを間に差し込み全ての茎を固定させる。
- mini-StemSliderからブーケを取り出し、フローラルテープや紐で縛る。
ブーケレシピ
今回は、「ミニステムスライダー(mini-StemSlider)」を使用しました。このブーケツールを使えば、手で花を束ねず、テーブル装花をアレンジするように簡単にブーケを作ることができます。長時間花を手で握っていると手に痛みを生じますが、手の痛みに悩まされることなく、立体的なデザインを作り上げることができます。生ける過程でも、花の茎が常に水に浸かっているので花がフレッシュに保たれて安心です。もしミニステムスライダー(mini-StemSlider)をもっと知りたいと思われる方はこちらのリンクからチェックしてみてください。
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